コウノドリ無痛分娩反対の理由は甘え?リスクや費用と本当に痛くないの?

コウノドリ無痛分娩反対の理由は甘え?リスクや費用と本当に痛くないの?
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皆さんは”無痛分娩”をご存知でしょうか?

TBSドラマ『コウノドリ』には毎回、さまざまな事情を抱えた妊娠・出産が登場しており、この『コウノドリ』で取り上げられて初めて知った方も多い分娩方法の1つに、無痛分娩があります。

「自然分娩が理想」という考えが強い日本では無痛分娩に対する反対意見が多く、そしてその理由が「妊婦の甘えだ」「痛みがないと母親としての自覚が出ない」と言われることもあります。

出産は女性にとっては命がけの行為ですが、もし痛くなくて、出産に伴うリスクや費用負担が低いのであれば無痛分娩を選びたいと考える方も多いはずですし、「甘えている」なんて一方的な理由で反対されるのはちょっと納得がいきませんよね。

では、「コウノドリ」ではこの無痛分娩はどのように描かれていたのか、気になりますよね?!

今回は無痛分娩が痛くないのは本当なのか?、また反対する理由や、知っておかなくてはいけないリスク・費用のことなどに迫っていきたいと思います。

 

ドラマコウノドリでは無痛分娩に賛成?反対?

無痛分娩が登場する『コウノドリ』の第3話のあらずじをご紹介します。

第3話では、聖ペルソナ総合医療センターの産科医師である鴻鳥サクラ(綾野剛さん)のもとに定期健診を受けるため妊娠39週の妊婦・山崎麗子(川栄李奈さん)とその夫がやってきます。

肺動脈狭窄症という心臓に持病を持つ麗子ですが、性格はとっても素直で、周りから言われた迷信をすぐに信じてはいつもサクラに相談していました。

健診を受けたこの日、サクラは心臓への負担を考えて麗子に「無痛分娩」を提案します。

一度は無痛分娩を決めた麗子ですが、友人に「無痛分娩で産んだらおっぱいが出なくなる」、「自然分娩で産んだ母親の愛情にはかなわない」と言われてしまい、出産当日に「やっぱり自然分娩で産みたい」と言い出して…

という内容でした。

無痛分娩とは「硬膜外麻酔」を妊婦に施し、お産の痛みを和らげる分娩方法です。

また無痛分娩には、全く痛みのない「完全無痛分娩」と、ある程度の陣痛が来てから痛みを和らげる「和痛分娩」があります。

お産に伴う疲労が少なく産後の回復が早いと言われていて、欧米では70〜80%の割合で採用される一般的な出産方法として知られていますが、日本では全体の5〜6%程度の実施率で、無痛分娩という言葉さえ知らない方も多いようです。

ももち

麻酔で母体の痛みを和らげてくれると、確かに疲労が少なくて女性にとっては嬉しいですよね♪

 

無痛分娩に賛成派の意見は?

それでは、無痛分娩に賛成の方のはどんな考えを持っているのでしょうか?

20代 女性
「お腹を痛めて産んだ子という表現はありますが、痛くなかったからと言って子供が大事じゃなくなるわけでもないですし、余裕があるならそうしたら良いと思います」
20代 女性
「無痛分娩が可能なら賛成、次回に恐怖心が残らないためにも良いと思う」
30歳 女性
「痛い思いは誰でもしたくないと思うから」

などなど、やはり痛みを回避したいという思いを持たれている方が多いようですね。

“出産=激痛”のイメージ強いですからね。

 

無痛分娩に反対派の意見は?

一方、反対意見はどうでしょうか?

30歳 女性
「持病がある人などが無痛分娩を選択できるのはとてもいいことだと思うけど、健康な人まで無痛分娩にする必要はないと思う」
30歳 女性
「なんか出産って感じではないから」
20歳 女性
「痛みを知ってこそ母親になれると思います」

調べると、痛くないと出産じゃない、母親になれないという考えが根強く、やはり日本ではまだまだ受け入れられていない感じもしますが、とある調べによりますと、潜在的な無痛分娩賛成派は8割程度にものぼるそうです。

ただ、望んでいるものの、パートナーや家族の意見だったり、病院の設備や費用の問題だったりで結局全体の1割未満にとどまっているということのようですね。

 

ドラマコウノドリで無痛分娩を断った理由は甘えてるから?

ドラマ『コウノドリ』でも心臓病の持病のために無痛分娩を勧められた川栄李奈さん演じる妊婦・川崎麗子が一度断るシーンが出てきます。

その理由が「自然分娩で出産した友人から”お腹を痛めて産んでこそ母親”と言われ、無痛分娩をすることに引け目を感じてしまった」と言うもの。

反対派の意見にもありましたが、本当に痛みがないと親になれないのでしょうか?

親になれるなれないはその人の考え方次第のような気もします。

また出産の痛みを和らげたいと言う理由は本当に妊婦さんの「甘え」なのでしょうか?

実際に第1子の出産時の痛みがトラウマで第2子の妊娠・出産を思い止まってしまう女性も多いんだとか。

そのくらい出産の痛みは強烈で、妊婦さんが「楽がしたいと思っているから」というのは違う気がします。

欧米では10ヶ月余りの長い間お腹の中で大切に育てるだけでも女性の体にとってはとても負担がかかることなので、出産時まで痛みに我慢する必要がないという合理的な考えに基づいて無痛分娩が当たり前になってきています。

また無痛分娩を選択することで、お産を計画的にスケジュールすることができ、家族も予定が合わせやすいというメリットもあり、妊婦さんが落ち着いて分娩に対応できることで赤ちゃんへのストレスも緩和されるなどの効果も認められています。

なっし
出産後も母乳を出したり、赤ちゃんのお世話をしたりとお母さんへの体力的な負担は続きますもんね〜。

母体や赤ちゃんへの負担が少なくなるメリットもしっかりあるので無痛分娩も立派な分娩方法ですね♪

 

無痛分娩をしたほうが良い人もいる?

無痛分娩のメリットが色々ありますが自然分娩が主流の日本では無痛分娩は希望しないと実施してもらえません。

無痛分娩に対応している病院で希望を出せば大丈夫ですが、お医者さんの方から積極的に無痛分娩を勧めることはあまりないようです。

ただ、高齢出産の妊婦さんや高血圧であったり、心臓に疾患があるなど問題を抱えた妊婦さんの出産という特別な事情がある場合は逆に医師から積極的に無痛分娩を勧めています。

『コウノドリ』の中での妊婦さんは心臓病の持病があり、担当医である鴻鳥サクラが無痛分娩を勧める理由をしっかりと説明するシーンが出てきていました。

また、このような持病の他にも、出産までにかかる時間が長すぎるなどの理由で出産時のリスクを減らすために無痛分娩を選んだほうがいい妊婦さんもいるそうなんですよ。

 

ドラマコウノドリに習う無痛分娩のリスクとは?

痛みが無く身体への負担が減る無痛分娩ですが、同時にリスクも正しく理解しておかなくてはいけません。

例えば、出産時の身体への負担としては、体質により鎮痛薬の副作用でかゆみを感じたり発熱する方もいるということや、カテーテルを挿入するときに何らかのトラブルが起こり、鎮痛薬の中毒症状が出ることもあります。

病院側もしっかりと実績を持った先生が担当するので、実際に起こることは極めて珍しいとされていますが、カテーテル挿入時のミスで神経に障害を与える可能性も否定できません。

また赤ちゃんへの負担としては、一時的に赤ちゃんの心拍数が減ることがあり、担当医や麻酔科医の経験の差も大きな影響を持ちます。

やはり、無痛分娩に実績のある病院であるか?トラブルが起こったときにすぐに対応してる設備が整っているのか?リスクに備えてしっかり調べておきたいですね。

 

無痛分娩の費用はどれくらいで大阪でできる病院はたくさんあるの?

それでは、気になる無痛分娩の費用はどのくらいなのでしょうか?

無痛分娩を行う病院からの回答では、費用は自然分娩の費用プラス、無痛分娩のための管理料・麻酔代等が上乗せされ、個人病院、総合病院、大学病院など平均で10万円前後という金額になるそうです。

もちろん医療機関や地域によっても差が出てくるので、事前に調べておきたいですね。

保険適用外なので、経済状況によって選べるご家庭と選べないご家庭は出てきますが、「出産に落ち着いてのぞめるのであれば…」と無痛分娩を候補に考える妊婦さんは多いようですよ。

 

大阪で希望すれば無痛分娩ができる病院はどこ?

では無痛分娩を希望したい場合、一体どこの病院に行けばいいの?と思いますよね。

病院ならどこでも無痛分娩をさせてくれるわけではなさそうですので、大阪で無痛分娩を実施している病院を調べてみました。

病院によって、設備の規模やサービスの内容、病院の雰囲気も違うので、じっくりと比較検討してみてくださいね!

 

千船病院(大阪市西淀川区)

千船病院は大阪市西淀川区にある地域中核病院で、「身近な場所で高度な医療を」という志のもと、多くの最新医療設備・機器を取り入れ、ICU(集中治療室)・NICU(新生児集中治療室)などの設備も整っており、2019年10月より24時間麻酔科医対応による無痛分娩を開始しています。

 

石田産婦人科(大阪市旭区)

石田産婦人科は昭和26年開院の大阪市旭区にある産婦人科病院で、院長が「産科医」「麻酔科医」「ICU」「NICU」の経験を生かし、自然分娩の他、希望する方に麻酔を使用した無痛分娩を取り入れており、予約制の個別カウンセリングで対応しています。

 

医療法人 西川医院(大阪市阿倍野区)

西川医院は大阪市阿倍野区にある産科専門の医院であり、託児所が完備され産前・産後のパパママのための教室やセミナーなど積極的に取り組んでいる地域密着の病院で、麻酔に頼らない鎮痛法・ソフロロジーを併用しながらの無痛分娩(和痛分娩)を行っています。

 

医療法人 脇本産婦人科・麻酔科(大阪市天王寺区)

脇本産婦人科は“不妊に悩む方への特定治療支援事業”の指定医療機関であり、25年前から無痛分娩を扱う数少ない施設で、麻酔科標榜医資格をもつ産婦人科専門医が2名在籍させながら救急器材・薬剤を含め安全に実施できる体制をとっています。

 

飯島病院(大阪市中央区)

飯島病院はストレスの少ない快適なリラックス分娩を提供することを目指し、開院100年以上という実績ある地域病院です。無痛分娩にも24時間態勢で対応していま寿司、妊婦さんそれぞれの希望に寄り添い様々な分娩様式を提案しています。

 

公益財団法人 聖バルナバ病院(大阪市天王寺区)

聖バルナバ病院は大阪で開院150年以上という歴史と実績のある産科病院で、婦人科、小児科も併設した「母と子と女性のための病院」で、こちらでは和痛分娩として対応しており、事前の申し込みで助産師や学会の求める症例経験を満たしている経験豊富な常勤医が相談に応じてくれるそうです。

 

大阪急性期・総合医療センター(大阪市住吉区)

大阪急性期・総合医療センターは急性期医療から高度な専門医療を提供する総合病院であり、専門医療の1つである地域周産期母子医療センターでは、和痛分娩(無痛分娩)が取り入れられており、2015年では全分娩の約10%で無痛分娩を実施するという実績を持っている病院です。

 

医療法人 大正病院附属産婦人科クリニック(大阪市大正区)

大正病院附属産婦人科クリニックは現代女性たちのより安心していただける医療と快適な入院環境を提供するアットホームな地域病院であり、無痛分娩・計画分娩にも力を入れて取り組み、産後は助産師による電話相談や母乳育児の指導なども行っています。

 

無痛分娩って本当に痛くないの?

「無痛っていうけど、本当に痛くなの?!」と疑ってしまいますよね。

痛みにストレスを感じる方はきっとあらゆる痛みは避けたいと思うはずですが、実際に無痛分娩って何も痛いことはないのでしょうか???

どこまでが痛くなくて、どこから痛いのか知っておくと心の準備もしやすいと思いましたので、実際に体験された方の声を集めてみましたのでご紹介します。

30代女性

背中に注射するのも一瞬だし、陣痛に比べると全然耐えれます!
分娩中も助産師さんとお話が出来るほど全く痛みもなかったです!

40代女性

産後の回復や筋肉痛、会陰切開も軽いと聞きました。
私も産後かなり楽でした♡

20代女性

ある程度子宮口が開かないと麻酔を打つことができなかったのですが、陣痛が始まってもまったく子宮口が開かず、かなり長い時間陣痛に耐えるはめになりました。

産む瞬間の痛みは軽減されたものの、ここまでの陣痛に耐えなければいけないのなら、無痛分娩の意味はなかったのではと思うほど、つらかったです…

30代女性

同じ日に無痛分娩した人でも、「最後まで痛みがなくならなくて…」というかたもいたし、私の場合は、麻酔の副作用で出産後に高熱と吐き気が出て、一晩苦しみました。

自然であれ無痛であれ、産まれるまで何が起こるかわからないのが出産。

どちらもメリット・デメリットがありますが、個人的には体験しなくてもよい痛みなら体験したくないです。

40代女性

私は3人目で無痛にしました。私の場合ですが、出産はすごく良かったです。本当に痛くなかったです。でも、産後麻酔の副作用で全身痒くなりました。デメリットはそれぐらいだったので、もしまた子どもができたら絶対無痛にします。

痛みを感じるポイントは人それぞれある様ですが、出産に落ち着いてのぞめたり、産後の体が楽だったりと、やはりメリットが大きいようですし、一度無痛分娩を選択すると次も!と思う傾向にありますよね!

 

ドラマコウノドリで無痛分娩反対の理由やリスク・費用と本当に痛くないのかまとめ

ドラマ『コウノドリ』で取り上げられた無痛分娩に対して反対派、賛成派の理由やリスクや費用、「本当に痛くないの?」という疑問などを追求してみましたがいかがでしたか?

日本では無痛分娩に反対する人たちも未だに多く、またその理由が「妊婦の甘え」「子供がかわいそう」「痛みがないと母親になれない」など、ちょっと非科学的というか迷信っぽい感じですよね。

『コウノドリ』で紹介されたときは妊婦さんに持病があってどうしても…という設定で行われていましたが、普通に健康な妊婦さんの体や産後の負担を軽減してくれる素晴らしい分娩方法の1つなので、リスクを正しく理解して選んでいけるといいのかなと思いました。

2015年に出産し産後7時間で退院したと言われるイギリスのキャサリン妃も無痛分娩だったのでは?!と噂されていますし、利用したい・利用する女性は日本でもどんどん増えてくるのではないでしょうか?

分娩の費用は今は保険適用外なので、少し高額となる病院もありますが、一度無痛分娩を経験すると「痛くないので次も絶対無痛分娩で!」と考えている方も多いようです。

痛みがストレスという妊婦さんは一考の価値があるんじゃないかなと思います!